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本間の主観

モバイル広告に携わって17年目突入。思ったことをオブラード3枚に包んで・・・。大きな心で読んで下さい

過日、facebookで「人に会う時は帽子を脱げ!」と書いたことで色々反響があったんですが、何故あの発言になったのか伝わっていない人もいるっぽいのでブログに書いておく。

理由はタイトルの通り仕事は所詮人との繋がりでしかないと思っているから。
個人の努力で出せる結果はたかが知れてる。多くの人と繋がることで大きな結果が残せる。
(ここで言う「人」とは取引先、投資家など外部の人だけはなく社員など内部の人も含まれる)

だからこそ筋・道・義理・人情・礼節が大事だと思ってる。

今、スタートアップをはじめベンチャー企業には追い風が吹いている。
D2Cもファンドを通じて間接的ながら少し応援させてもらっている。当然わしも応援してる。
ただ人としてどうかと思う人はいくら事業が素晴らしくても応援する気にはなれない。

ただこれだけ追い風が吹いていると当然やっかむ人がいる。
早く失敗しろ、って心から願っている人がいる。
うまくいかなくなった瞬間に「ほら見たことか」っていう人がたくさんいる。
今は味方でも何かあった瞬間に手のひらを返す人がたくさんいる。

2000年のITバブル崩壊の後、ライブドアショックの後そんな人を腐るほど見てきたし、わし自身もくやしい思いをした。

そのような中、結果が出ないことで批判されるならまだしも筋を通さない、礼節を軽んじることで「あいつらは所詮何も分かってない子供だよ」って水を差されるのは癪でしょ。ってか勿体無いでしょ。
「そんなの言いたい奴には言わせておけばいい」という意見もあるかもしれないけどそれこそ勘違い。それでは世の中立ち回れないと思う。

なのでスタートアップの人こそ謙虚で礼節を重んじるべきだと思うんですね。
投資家の人も同様に注目されている人ほど謙虚で礼節を重んじるべきだと思うんですね。

facebookではきつめ(というか汚い言葉)になったけど言いたかったことはこういうことです。

せっかく大変でエキサイティングな日々を過ごしているんだから今の勢いを失速させない為にも雑音が入らないように最低限のことは守ったほうが良いと思います。

応援してます。

件名の通り「相談相手がいる」ことはこの上なく幸せなことだと思うんですね。

相談って自分では解決できない問題が起きた時にする事が多い。
「助けて」って思う時だったり弱っている時にする行為。

言い方を変えると「格好悪い自分」をさらけ出す時だったりする。(実際は格好悪くないんだけど)
「そんなことも分かんないの」、「それぐらい自分で考えなよ」と批判されたりしないか?という不安が付いてくる。
かと言って相談しすぎると頼りない人って思われる可能性もあるわけで。
だから相談相手を選ぶんだと思う。
具体的には同僚、上司には相談出来るけど部下には相談出来ないって人は多いんじゃないかな。

本間語録の「偉くなればなるほど孤独になるよ」の背景にはこういうのがある。

ある一定の立場になると自分で意思決定し、51:49でもイケる!と判断すれば全力で旗を振らないといけない。
時には半信半疑でも自ら意思決定したのであれば全力で旗を振らないといけないしそこに責任も生じる。

でも人ってそんなに強くないのでさらけ出すことで救われる事が多々あるので相談相手は多いに越した事は無い。

ただ面倒なのは中途半端なプライドを持っている人。
単純に格好悪いというだけで誰にも相談せず、且つそういう人に限ってろくに調べもしない。
だから失敗確率が高く、そして失敗した時に周囲に対して誠心誠意詫びることも出来ない。
そういう人の下についたメンバーは不幸でしかない。

あと相談するという事となれ合う(傷を舐め合う)は全く別物で、この部分を混同している人も多い。
これは本当に気をつけた方がいい。たまにはいいけどそれを繰り返していると成長が止まる。

分からないうちはたくさん相談した方がいいし、その相談相手は多いに越した事はないし、何より相談相手がる時点でとても幸せなことだよ、って話でした

サイバーエージェント藤田さんの総会のブログ を読みながら
CAさんの制度って改めてすごいなぁと思った。

CA8、CA18、CA36、CAJJ、あした会議、macalonなど
新しい制度・仕組みを導入し、社内に浸透させ、ワークさせ
てる。
以前、曽山さんの講演を聞いた時もこの「浸透」と「ワークさ
せる」ことが重要と言ってたけど正にその通りだなぁ、と思っ
たことを思い出す。
新しい制度を考える事はさほど難しいことではないが「浸透」、
「ワークさせる」ことが難しい。
もちろんうまくいかなかった制度もあると思うけど、素晴らしい
なぁと。

で、今やベンチャーの雄となっているCAさんに今後で注目し
ている制度(どう対応するのか)が1つある。

それは中高年への対応について。

今国内でベンチャーと呼ばれている企業の大半は2000年
前後に設立された会社。
CAさんも1998年設立。新卒採用にもかなり早いタイミング
から力を入れていた。確か1期生の方が2000年入社のはず。
という事はここ5年で40歳を超える新卒社員が出始め、予備軍
は多数になるはず。

ベンチャー企業って若い人にチャンスを与え、モチベーション
管理をし、高い成果を出させたり、組織を活性化してる。

40代が増えてきてもこれは維持出来るのか。

若い人にチャンスは与え続けたい、でもこれまでの功労者をない
がしろにしたくはない。何よりないがしろにしてしまうと今の
若い人が逆に俺(私)も結果を残さなければ生き残れない、と
プレッシャーに感じてしまうのでは?
また雇用を維持し続けるためには永続的な企業の成長が必要
だし、その為には今に満足せず新しい事に取り組み続けないと
いけないし、それには若い人のパワーは必要だし・・・といった
スパイラルに陥らないのかな、と。

一般的には子会社取締役などポストを用意したり、役職定年を
導入したりするけどベンチャー企業と呼ばれている会社はどう
対応するのかとても興味がある。

CAさん以外のベンチャー企業もこの問題に必ずぶつかるはず。
この問題を真剣に考えているベンチャー企業ってほとんど無い
んじゃないかな?
今は対象者も少ないのでそこまで真剣に考えなくてもいい
だろうし、ポストも用意できるはず。
「今までありがとう!」ってスパってやる会社は長続きしない
だろうし、今のエスタブリッシュな会社を否定する権利もない。

そういう意味でも新卒採用にも力を入れ、終身雇用を謳っている
CAさんの対応ってロールモデルになるんじゃないかなぁと
勝手に思ってます。

更にその20年後には定年という問題も出てくる。
ベンチャー企業って知ってる範囲では退職金制度がない会社が
多い(その分若い時の給与が高くなる確率が高い)ので定年後の
その人の人生ってどうなるんだろ?って。

う~ん、人ごとじゃない。

話をまとめると今後もCAさんの動きに注目(楽しみ?)してます!ってことです(笑)

追記)
とは言え制度はアプリケーションであり、企業文化はOS。
winアプリがMacで動かないのと同じで他社を真似したところでワークしない可能性が高い
FBにも書きましたが8月12日に親父が永眠しました。
享年68歳です。

親が死ぬということを考えた事がなかった。
正確には考えたくなかった。でもその時はいつか来ると分かっていた。
しかも親父の場合は前日まで一緒にいた家族の話を聞くといつもと変わらない1日、いつもと変わらない月曜日だったらしい。
本当に突然の出来事でした。
不謹慎だけどいわゆる「ポックリ逝っちゃった」って感じです。

自分で言うのも何だけどわしは親父っ子。
恐らく兄弟の中でも最も気に掛けてもらっていたし、親父と二人で遊びに行った回数だと兄弟の誰よりも多いと思う。
それだけにあまりにも早すぎる死、突然の死に思うところがたくさんあった。

(葬儀の挨拶で話をしたことと被りますが)
「親孝行したい時には親は無し」という言葉があります。

わしは25歳の時に転勤で東京に来た。
今が40歳なので16年目です。

転勤してからは年に1、2度の帰省になったので親に会う機会は広島にいた時に比べると当然減った。
帰省した時はもちろんの事、親が東京に来た時は色んな名所に連れて行ったり、親父が定年退職した後は一緒に旅行するなど出来る事はしてきたつもり。

でも後悔の念しかない。
もっとこうしたかった、もっと色んなところに行きたかった、など。

親父が亡くなって親孝行って何だろ?って考えた。

親孝行って恩返しだと思ってる。
そう考えるとそもそも今のわしがあるのは親のお陰、わしがこの世に生を受けたのは親のお陰。
これに対する恩返しはどうやっても出来ない。満足出来る親孝行なんてない。

行き着いた答えは親父が作り上げたもの、守ってきたもの、守りたかったものを受け継ぎ、そしてわしの子供達に継承していくことが本当の親孝行なんじゃないか、と。

なのでそれをこれから実行していこうと思う。

当たり前のことだけど親は偉大だと改めて思った。
当たり前のようなタイトルだけど理解していない人をチラホラ見かけるので書いてみる。

分かりやすい例は自由にやらせてもらえる(=自分の裁量で仕事が進められる)環境を鵜呑みにしている人。

もちろん権限を与える側からすると「こいつなら任せても大丈夫(かな)」って人にしか権限を与えない。

そして自分が権限を渡した相手が更に下に権限を与えたい場合もその与える「権限」を与えているのでそれでいい。そうやって組織は成り立っていると思う。
当然、権限に大小があるようにそれに比例して責任も大小ある。

だから権限を与えてもらっている人はその事を理解し行動しなければいけない。

じゃ責任ってなんだっけ?って話。

わしの思う責任の流れは

①決めた事を完遂(やりきる)責任
②チームで行動する場合はチームをワークさせる責任
③うまくいかなかった場合の説明責任
④うまくいかなかった場合のリベンジプランの作成責任
①に戻る

って感じかな。

言い方を変えると「成功するまでやりつづける責任」
これが出来ないのであれば自らその立場(意思決定が出来る立場)から降りるべき。

一方、任せた側も一度任せたのであれば中途半端に介在するのではなく見守ってあげるべき。
当然、チェックは必要で間違っていれば軌道修正のアドバイスをしてあげる事は重要。
これをやらなければ任せている人が無責任なだけ。
うまくいかなかった時に「お前の責任だ」なんて言う人は論外。終わってる。
そんなことを言われた際は「僕(私)に任せたあなたにも任命責任がありますよね」って言い返してやればいい。

とは言えいきなり大きな意思決定は間違う可能性が高いので小さなことからコツコツと、って感じですな