人事制度 | 本間の主観

本間の主観

モバイル広告に携わって17年目突入。思ったことをオブラード3枚に包んで・・・。大きな心で読んで下さい


サイバーエージェント藤田さんの総会のブログ を読みながら
CAさんの制度って改めてすごいなぁと思った。

CA8、CA18、CA36、CAJJ、あした会議、macalonなど
新しい制度・仕組みを導入し、社内に浸透させ、ワークさせ
てる。
以前、曽山さんの講演を聞いた時もこの「浸透」と「ワークさ
せる」ことが重要と言ってたけど正にその通りだなぁ、と思っ
たことを思い出す。
新しい制度を考える事はさほど難しいことではないが「浸透」、
「ワークさせる」ことが難しい。
もちろんうまくいかなかった制度もあると思うけど、素晴らしい
なぁと。

で、今やベンチャーの雄となっているCAさんに今後で注目し
ている制度(どう対応するのか)が1つある。

それは中高年への対応について。

今国内でベンチャーと呼ばれている企業の大半は2000年
前後に設立された会社。
CAさんも1998年設立。新卒採用にもかなり早いタイミング
から力を入れていた。確か1期生の方が2000年入社のはず。
という事はここ5年で40歳を超える新卒社員が出始め、予備軍
は多数になるはず。

ベンチャー企業って若い人にチャンスを与え、モチベーション
管理をし、高い成果を出させたり、組織を活性化してる。

40代が増えてきてもこれは維持出来るのか。

若い人にチャンスは与え続けたい、でもこれまでの功労者をない
がしろにしたくはない。何よりないがしろにしてしまうと今の
若い人が逆に俺(私)も結果を残さなければ生き残れない、と
プレッシャーに感じてしまうのでは?
また雇用を維持し続けるためには永続的な企業の成長が必要
だし、その為には今に満足せず新しい事に取り組み続けないと
いけないし、それには若い人のパワーは必要だし・・・といった
スパイラルに陥らないのかな、と。

一般的には子会社取締役などポストを用意したり、役職定年を
導入したりするけどベンチャー企業と呼ばれている会社はどう
対応するのかとても興味がある。

CAさん以外のベンチャー企業もこの問題に必ずぶつかるはず。
この問題を真剣に考えているベンチャー企業ってほとんど無い
んじゃないかな?
今は対象者も少ないのでそこまで真剣に考えなくてもいい
だろうし、ポストも用意できるはず。
「今までありがとう!」ってスパってやる会社は長続きしない
だろうし、今のエスタブリッシュな会社を否定する権利もない。

そういう意味でも新卒採用にも力を入れ、終身雇用を謳っている
CAさんの対応ってロールモデルになるんじゃないかなぁと
勝手に思ってます。

更にその20年後には定年という問題も出てくる。
ベンチャー企業って知ってる範囲では退職金制度がない会社が
多い(その分若い時の給与が高くなる確率が高い)ので定年後の
その人の人生ってどうなるんだろ?って。

う~ん、人ごとじゃない。

話をまとめると今後もCAさんの動きに注目(楽しみ?)してます!ってことです(笑)

追記)
とは言え制度はアプリケーションであり、企業文化はOS。
winアプリがMacで動かないのと同じで他社を真似したところでワークしない可能性が高い